حبوب بروفيجيل provigil provigil vs adderall cost generic can phenergan and ambien be taken together does phenergan tear a cough is it safe to give a child phenergan

【ドイツ美大受験】マッペの作り方と、美大受験について【保存版】

【ドイツ美大受験】マッペの作り方と、美大受験について【保存版】

今回も質問を頂いた内容から、記事を制作しています。今回は美大受験のあれこれ!
(こちらから匿名で、質問を募集しています! https://peing.net/ja/masakihaginoart

そろそろそんな時期か、と思い出しましたが、記事にするには数ヶ月遅かったかも知れません。とは言ってもドイツ美大の受験時期はわりと大学によってばらばらで、3月くらいが締め切りのところがあったと思うので、そこらへんのところも踏まえて話を進めていこうと思います。
ドイツ美大受験とこのマッペ(ポートフォリオ)についての記事があまりないので、今後受験を控えている人、ドイツ美大留学を考えている人になにか役立てば幸いです。私は最終的には絵画学科の教授のアシスタントの補佐をやっていたので、応募学生の作品集のアドバイスや、保護者や応募者説明会に出たりもしていたので、参考までに。

注: 私は絵画で受験をしていたので、デザイン系や、彫刻系、映像系とかとは受験内容や提出内容が違うので、その辺りの情報の差はあらかじめご了承ください。

先に記述しておくと、ドイツ美大留学に必要なドイツ語レベルは、B2-C1レベルです。認められたドイツ語試験(Telc,DSH,TestDaF etc.)の結果を、受験の際提出する必要があります。

 

ドイツ美大のシステム

ドイツの美大は、Universität, Kunsthochschule, Kunstakademieなど、大学の形態の名前がいくつかありますが、いろいろ時代の流れとか名称の関係らしいので、現在では基本的にはドイツにある美大のほとんどが、日本でいう国公立の美大という認識で大丈夫だと思います。(実際はもちろん違うはずですが、学費とかの面で学生側からみると、という意味合いで)ですので、ほとんどの大学が通常の大学のように学費は無料で、雑費や街の公共交通機関の定期券代などの支払いが、一学期に数万円あるだけです。留学生ももちろん同じです。
大学の一覧等があるサイトを載せておきますね(https://studienwahl.de/studienfelder/kunst-musik/kunst) (動画の上にある緑のボタンを押すと、大学一覧が出ます)

受験当時私が悩んだのは、大学のシステムの差でした。Bachelor-Master制度(学部、大学院)を採用している大学があまり多くありません。(ベルリン美大UdKとか)多くがDiplom(ディプロム)と呼ばれる少し昔の制度がそのまま使われています。これは五年一貫制でMaster大学院相当の学位になります。

Meisterschülerについて

そしてこれがややこしいのですが、英語でMasterはドイツ語ではMeisterになりがちで、ここで浮かび上がるのがMeisterschüler(マイスターシュラー)という学位です。当時私はめちゃめちゃ勘違いをしていて、これがドイツ語でいうMasterの学位だと思っていて、日本で学位を持っている私は大学院に行けばいいかーと思ってたのでMeisterschülerになりたいです!とかって教授にメールを送っていましたが、これはおそらく不可能というか制度的に無理だと思います。(まぁドイツは教授がオッケーっていったらオッケーなので、例外はありそう)
MeisterschülerというのはDiplomの後、特別に選ばれた学生が行える博士号に近いような学生の称号です。詳しくいうと学生ではなくなります。(私が通っていた美大では、Meisterの人は学生書ももらえないし、健康保険とかも学生料金ではなくなりました)これは毎年募集があって応募して試験に合格すればいいという入口が用意されているものではなくて、教授が自分の弟子にしたっていう称号をかけて、選んだ学生に許可を与える非常に特別な称号です。教授会にかけられて許可されないといけないとかって話です。ですので長い教授人生でもMeisterschülerを数人しか取っていない人もいれば、毎年一人とる教授もいます。他の大学を卒業した学生を取る人もいれば、絶対に自分の生徒だった人しか取らない人もいます。なので、Meisterschülerについては名誉学位みたいなものだと思ってください。

 

受験時期や応募要項(Bewerbungsvoraussetzungen)について

日本の美大のように、応募時期がだいたい決まっているわけではなくて、9月-3月頃の範囲で大学によって応募時期も内容も様々です。ちなみに大学はWintersemesterから始まるので、10月から始まります。なので結構早めに募集要項を確認しておいてください。早いところは夏頃に書類審査の締め切りがあります。
ドイツ美大受験最初の難関は、ドイツ語の応募要項を理解するところから始まります。必要書類や学費も大学によってバラバラなので気をつけてください。応募に必要な作品集や実技試験についても細かな取り決めがあるので注意してください。ドイツ風の履歴書も用意しましょう。

ほとんどの大学は、応募の段階で【書類と作品集を提出】、そして一次審査通過後(数ヶ月後)【実技試験と面接】の流れだと思います。大学によっては面接と作品集のみのところもあるし、当日に書類審査のあと、午前中に作品集を提出して午後に発表、そのまま実技が数日間始まるところもあります。

ここで注意してほしいのは、提出する作品集(マッペ)はほとんどの場合が、原本(作品のオリジナル)です。「2年以内に制作したもの」という制限もあります。マッペについては次で詳しく説明しますが、オリジナルを提出するのでポートフォリオバックごと送ったり、ダンボールを組んで送ったり運んだりしなければなりません。作品のサイズ規定も、持ち込める&送れる枚数も様々なので注意してください。なのでキャンバスの作品は難しいので紙媒体になってしまうこともあると思います。

そしてもう一つは、送った作品集と書類は忘れた頃にしか帰ってきません。ドイツのそこらへんの適当具合には慣れるしかありません。数ヶ月後のこともありました。ですので原本を送ることと、このことを掛け合わせると、わかる答えは「一年にいろんな美大に応募できない」ということです。作品集は多いとこだと20枚30枚とかだったりました。その枚数をひとつの大学に送ると、別の大学の応募締め切りにその作品たちが帰ってこないということもあり得ます。なのでたくさん応募する場合は計画が必要です。
大学によっては、持ち込みのみ受け付けることもあるので、車をレンタルして大きな作品を5点当日に運ぶ、というケースもあります。

実技試験は数日に渡り、ここらへんの日本の美大と変わらないと思いますが、デッサンとか造形とか基礎力の試験だと思っていいと思います。面接は作品集の説明とか大学に入って何がしたいとかかなと思います。

 

マッペ(Mappe)の作り方について

さて、ここが本題になります。作品集のことをドイツ語でMappeといいますが、基本的には原本、作品のオリジナルを指します。写真を撮って印刷したものをファイリングしたものでは足りないと言われることが多いと思います。大学によってはもしかしたら逆に原本を受け付けないこともあるかも知れませんので、注意してください。
質問でいただいたことにも共通しますが、悩むのが「どんな作品を入れればいいのか」ということです。デッサンとか、スケッチを入れるべきなのか?いろんなバリエーションを持たせるべきなのか?額とかは?などなど。

具体例を挙げにくいので、アドバイスとして概念的なものを先にお伝えします。見せるべき点は
1.「大学に入ったら、こういう方向で作品を進化・深化させていきたい」ということがわかる内容。
2. ただ趣味の延長で、絵を描きたい・物を作りたいではなく、「研究をしたい」というモチベーションが見える内容。
3. どういった道なりでここまで来たのか、というプロセスが見える内容。
4. 完成されきった内容ではなく、伸び代が見えるような内容。

以上を理解してもらえれば、きっといいマッペができると思います。
最初にも書きましたが、応募学生の作品集にアドバイスをする機会が何度かあったので…ダメなマッペを逆に説明します。

一つは内容がバラバラすぎるマッペ。
自分のいろんな可能性を見せたいがために、提出限界の20枚の中に、デッサン、スケッチ、色面構成、人物画、風景画、抽象絵画、具象画、木炭画・アクリル・油彩etc… と、ありとあらゆるものを放り込むパターンです。予備校っぽいものとかに入ったのかな、そこでいろいろやらされたのかなと思う内容ですが、これが一番ダメです。
のちに実技試験があればそこで基礎画力はわかるので、別に画力をマッペで見せる必要はあまりありません。力を見せるのではなくて、「作品の内容」を見せるのがマッペです。これは上で挙げた 1. 2. に全く当てはまりません。絵をこれくらい描けますということをアピールしているだけで、「どういう作品を作っていきたくて、今後入学したらもっと研究していきたいです。」が見えてこないのはNGです。

二つ目は、内容が定まりすぎているマッペ。
これは当時の私の最初の方のマッペでした。日本の卒業制作で作った作品を作り直して規定枚数ほとんどをその作品群で見せにいきました。上で見せたようにこれだと伸び代が全く見えません。何がしたいのかはわかったとしても、もう出来上がってるのでこのままやれば?っていう話になってしまうので、事前のアドバイスの時に「君はアーティストとして完成している。作品も悪くない。大学に来て学ぶ必要はない」と言われてしまいました。まとまりすぎて、バリエーションもないマッペは横から見てると1つを提出されたのと同じ意味合いを持ちます。20枚の作品提出上限のところ、1枚だけを出されたように感じます。なので研究をしたいというモチベーションがわかりにくいです。教授はこれからもっと学べる、やる気のある、伸び代のある人を取りたいと思うはずです。なのでメインの作品シリーズを出すことは間違っていませんが、それだけで固めてしまうのは良くないと思います。

三つ目は、作品になってない物ばっかりのマッペ。
スケッチみたいなものや、漫画とかイラストみたいなものを描いたものです。まずは作品と呼べるクオリティに仕上げてあることが条件です。作品の大きさもできれば規定ギリギリの大きさの方が印象はいいかなと思います。(サイズに意味がある作品でないのであれば)ちゃんと描き込んで、ちゃんと見せれる形のものにします。適当な紙に描いてあったりとか、ペラペラだったりとか、描きかけだったりとか。意味のあるアクリル絵の具での絵画ならいいですが、絵画としては技法とか画材・素材への意識は大切です。適当なアクリル絵画よりは、しっかりとした油彩の方が印象はいいのはなんとなくイメージはわかると思います。(もちろんアクリルがダメとかっていう話ではなく)とにかく作品と呼べるレベルまでは整え、作り上げるようにしましょう。

ということで、内容にある程度バリエーションを持たせ、かつ自分のメインの作品シリーズを見せつつ、そこまでの努力やプロセスを見せつつ、内容的に完成仕切っているわけではなくても構わないが、一枚としてはちゃんと完成しているものであるとよいです。

ここで裏技っぽいことを一つ。デッサンとか、過去の作品とか展示の写真とか、そういうものは画像を印刷してファイリングして、マッペの中に放り込んでおいてください。それで1点として換算しちゃって大丈夫です。これは作品集とは別です☆みたいな顔してさらっと過去のいろいろをがっつりいれとけば大丈夫です。もし面接の時に違反だよ?とか言われたら「じゃあ換算しないでいいです」と言えばいいし、それ以外の点で合格ラインだったら、そのファイルのせいで落ちることはないと思います。応募規定にそれは違反だと言及されていたりしたらもちろんやめてください。私は日本の学生の頃にやった石膏デッサンとか、過去の写真の作品とか、これまでの個展・グループ点の様子などなど、これまでこういうことをしてきたよっていうことを見せるファイルを一緒にいれてました。面接の時にそのファイルも教授たちは回し見て、その中のものについて質問があったりもしました。(規定では過去2年以内の作品のみ受けつけると書かれていても)私が教授の立場だったら、気になる学生なら画力だって見たいし、過去どういう努力をしたのかを見たいです。

 

合格の確率を上げる方法

応募やマッペとは別の話で、そしてこれが一番と言えるほど大切な、大切な工程がもうひとつあります。それは応募よりも前に教授と事前面接をするということです。この大学のこの教授のところにいきたいと思ったら、応募の時期の前に、作品集を持って教授と事前に面接をして、「顔と作品を覚えてもらう」ことが大切です。これをやるとやらないとでは、合否の結果に非常に差が出ると思ってください。試験のときの面接は時間制限もあるし、各学科のいろんな教授を前に、いろんな質問があります。ですので事前にじっくりといろいろ話せる機会を設けましょう。

面接の時期は、受験の2、3ヶ月前がいいと思います。7月末から9月末、クリスマス付近、2月3月は休みの時期なので教授には会えません。ですのでその時期を除くといいです。わりと面倒がられるので、うまく入り込む方法を考えます。

方法ですが、結構ややこしいです。ホームページに載っている教授のアドレスとかには、おそらく返事が返って来ません。学科には教授のアシスタントと、学生のアシスタント補佐や学科リーダーのHIWIと呼ばれる人たちがいます。まずはいろんなところから、これらの人たちの連絡先を手に入れて(HPに載ってることもあります)教授のアポイントをとれるところまでいきましょう。やる気をみせて、「どうしても事前に作品集を見てもらい、面接をしたいんです」と連絡をします。こういう自分からの見せに行く面接のようなことをドイツ語では「Vorstellungsgespräch」 などといいますので、メールの件名とか、お願いの内容は「Ich möchte einen Termein für das Vorstellungsgespräch bekommen.」みたいなことを伝えます。

ここで一つテクニックが必要です。ドイツの美大ではだいたい7月頃にJahresausstellungという、大学全体の合同展示会があります。アトリエとかキャンパスを一般にオープンして展示会を開きます。一般の方が見に来る、学園祭や卒展みたいな感じですね。この時に合わせてアポイントメントを取ると、教授に会える確率も上がるでしょう。

そしてもう一つは受験を考えている用に、大学はいろいろ企画があります。保護者も参加できる大学説明会みたいなので、オープンアトリエになっていたり、各工房も見学できたりします。そしてMeppenberatungというその大学に応募を考えている人のマッペを見せてアドバイスをもらえる日があります。これに行くこともおすすめしますので、まず大学のスケジュールを確認して、予約とかがいるかどうかを確認してください。教授、もしくはアシスタントがマッペを見てくれます。他の応募予定の人たちの前で見せて、その場で講評しますので他の人のマッペも見れると思いますし、ドイツ人がどういう作品を持って来ているのか、ドイツのマッペってどんなことなのか、教授がなにを聞いてくるのか、どう答えるのかいろいろ視察できる機会です。

ただし、私がおすすめしているのは、この受験予定者がたくさんいる中でのMappenberatungで、作品を見せるのではなく、個人的な一対一のVorstellungsgespächです。両方行けるなら行けばいいと思いますが、大切なのは圧倒的に後者です。ですのでMappenberatungがある近くに、メールで「アポをとりたいんですが…」と連絡すると「あ、じゃあMappenberatungにおいでよ!会えるのを楽しみにしてるね!」って終わってしまいます。ですので、時期をずらして連絡してください。Mappenberatungには行けないとか、どうしても個人で見て欲しいとか、いろいろ理由をつけるといいと思います。とにかくそれくらいVorstellungsgesprächは大切だと思ってください。顔を覚えてもらって、ゆっくりといろいろと面接をしてもらえるチャンスです。

そして面接(Interview)へ

事前面接にしろ、二次試験にしろ面接は避けて通れません、大切なのは、自信を持って話すことです。ハキハキと。
そしてこのブログではたくさん言っていますが、作品のコンセプトを口頭で説明できることが大切です。1分2分で、コンパクト自分の作品についてできるだけ学術的に説明できるようにしましょう。もちろん学生未満の方やまだはっきりとしたコンセプトがないような方は「こういう時代・画家に興味を持っている。だからこういう作品を作っていきたい。」とかでも結構です。そして「大学に入ったらこういう授業を取って、もっとこういうことを勉強して、作品のコンセプトを深化させていきたい。」とかっていう明確な「大学に入ってから、自分はどういうビジョンとモチベーションを持っているか」ということを話すことが大切です。完成しきっている必要はないけれど、ただなんとなくではなくて、できるだけ今できる細かな説明をするようにしましょう。
私も受験生や生徒を見る機会がありましたが、どの教授も「大学でどんなことを勉強したいか」そして「将来どんなアーティストになりたいのか」「どこまでを目指しているのか」を聞きます。ドイツの美大は各学科1年に5-10人程度しか生徒を取りません。ですので有望な人材を選びます。ただ絵がうまくてやる気がない人よりも、今はそうでもなくても、モチベーションとプランがある方を取るはずです。

面接でドイツ語に不安な方。
私は面接で聞かれるだろうなと思うことを自分で何十個もドイツ語で用意して、それに対する答えを事前にドイツ語でノートにまとめていました。語学学校の先生にチェックしてもらったり、ルームメイトのドイツ人にシュミレーション面接をしてもらったり、まだB2の拙いドイツ語だったからこそ、用意をして挑みました。暗記できればすればいいし、当日それを見ながら話しても別に文句は言われないと思います。ちゃんと用意して来たんだなと好印象なはずです。
ドイツ語をパーフェクトに話せる必要はありません。ただ、こと自分の作品についてと、美術に関するワードに強くなればいいんです。

・まず自己紹介、今までどんなことをして来たのか。
・教授たちはマッペを眺めながらなので、「Haben Sie irgendwas, über Ihre Kunstarbeiten zu erzählen?  作品についてなにか説明したいことはありますか?」と聞かれます。
・大学に入学したら、どんなことを勉強して、アーティストになるかビジョンはありますか?

この他にも自分の作品のモチーフについてだったり、技法についてだったり、いろいろと聞かれると思います。なのでたくさん準備しておきましょう。

 

 

ということで長くなりましたが、ドイツ美大受験・応募についてあらかたまとめられたかなと思います。
大学によっては、日本で学位を持っていると(Zweitesstudium)だと入学できない・しにくいというような大学もあります。(デュッセルドルフ美術アカデミーとか、ベルリン美大はよくそういう話を聞きます。実際は教授次第みたいなところはあるので、情報を集めてください。私はそういう話を結構聞いたので、そもそも受けませんでした。)

もし希望する人が入れば、ZoomやSkypeかLINEで、私とドイツ語でプレ面接みたいなのをしてもいいかなとも思いました。マッペの講評なんかも私でよければ…
希望者がいればメールなりSNSのDMで連絡いただければなと思います。

みなさんの受験がうまくいきますように!

Masaki Hagino
Web: http://masakihagino.com
Instagram: @masakihagino_art
twitter: @masakihaginoart

留学カテゴリの最新記事