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【あつ森】海外在住現代アーティストがつねきちの美術品を解説してみた – part1

【あつ森】海外在住現代アーティストがつねきちの美術品を解説してみた – part1

コロナで自粛モードの中、日本だけではなく世界中で流行っているNintedo Switchのゲーム「あつまれどうぶつの森」(Animal Crossing: New Horizons)。私も少しずつやり始めたのですが、先日のアップデートで美術品を集めることができるようになりました。ダヴィンチ、ボティッツェリを始め、印象派の作品などなど、高解像度の作品画像がゲーム内に登場し、それを集めて、島内の美術館を発展させていくというものです。多くの方が美術作品に触れる機会だと思うので、今回はおそらく何回かに分けて、ゲーム内に登場する美術作品を、美術史的にしっかりと解説していこうと思います。ただ彫刻作品と、日本美術史には疎いので、西洋絵画に絞って解説をしていきます。
これを機に美術の面白さを知ってもらえたり、美術史の勉強のきっかけになればなと思います。

(この記事はゲーム内のネタバレを多く含みます。どの作品が出てくるのか楽しみにされている方はご注意ください。そしてゲーム攻略についての質問等は受け付けておりません。あらかじめご了承ください。)

ちなみに、画像サイトGettyも少し前に、世界の美術作品の画像をゲーム内に取り込めるサービスを始めているので、興味のある方はどうぞ(http://blogs.getty.edu/iris/how-to-build-an-art-museum-in-animal-crossing/#instruction

 

ゲーム内に登場する作品のリスト

様々な攻略サイトでいろいろ情報が出回っているので、それを参考にしながら美術品のリストを作ってみました。4/27現在でゲーム内に登場するとされている作品は以下の通りです。彫刻作品等含めると、全43種類!だそうですが、絵画だけだと30作品です。ここではざっくりと年代別に分けておきました。年代が正確にわかっていない作品もあるので、それは個別に解説すると思います。

15世紀
ヴィーナスの誕生』1485年頃- Sandro Botticelli (サンドロ・ボティッツェリ) (きれいなめいが)
ウィトルウィウス的人体図』1487年頃 -Leonardo da Vinci (レオナルド・ダ・ヴィンチ) (アカデミックな絵画)
白貂を抱く貴婦人(しろてんをだくきふじん)』1490年頃 - Leonardo da Vinci (レオナルド・ダ・ヴィンチ) (たおやかなめいが)

16世紀
モナ・リザ』1503年頃- Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ) (ゆうめいなめいが)
雪中の狩人』1565年- Pieter Bruegel de Oude(ピーテル・ブリューゲル) (みごとなめいが)
四季 夏』1573年 – Giuseppe Arcimboldo(ジュゼッペ・アルチンボルド) (おもしろいめいが)

17世紀
夜警』1642年頃- Rembrandt van Rijn (レンブラント・ファン・レイン) (すごいめいが)
ラス・メニーナス』1656年 – Diego Velázquez (ディエゴ・ベラスケス) (おごそかなめいが)
牛乳を注ぐ女性』1657年頃 – Johannes Vermeer(ヨハネス・フェルメール) (おちついためいが)
真珠の耳飾りの少女』1665年- Johannes Vermeer (ヨハネス・フェルメール) (すてきなめいが)

18世紀
青衣の少年』1770年 - Thomas Gainsborough(トーマス・ゲインズバラ)(いさましいめいが)

19世紀
着衣のマハ』1800年頃 – フランシスコ・デ・ゴヤ(いいかんじのめいが)
民衆を導く自由の女神』1830年- Eugène Delacroix(ウジェーヌ・ドラクロワ) (かちのあるめいが)
戦艦テメレール号』1839年- Joseph Mallord William Turner (ウィリアム・ターナー) (ひかりのめいが)
種まく人』1850年- Jean-François Millet (ジャン=フランソワ・ミレー)(ちからづよいめいが)
オフィーリア』1851年頃 – John Everett Millais(ジョン・エヴァレット・ミレー) (しずみゆくめいが)
グランド・ジャット島の日曜日の午後』1855年頃- Georges Seurat(ジョルジュ・スーラ) (おだやかなめいが)
落穂拾い』1857年- Jean-François Mille (ジャン=フランソワ・ミレー) (よくみるめいが)
笛を吹く少年』1866年 -Édouard Manet(エドゥアール・マネ) (いいめいが)
死の島』1880-86年頃 – Arnold Böcklin(アルノルト・ベックリン) (なぞめいためいが)
フォリー・ベルジェールのバー』1882年 – Édouard Manet(エドゥアール・マネ) (にぎやかなめいが)
ひまわり(4作品目15本)』1888年 – Vincent Willem van Gogh (ヴィンセント・ファン・ゴッホ) (たぐいまれなるめいが)
星月夜』1889年- Vincent Willem van Gogh (ヴィンセント・ファン・ゴッホ) (またたくめいが)
リンゴとオレンジ』1899年 - Paul Cézanne (ポール・セザンヌ) (すばらしいめいが)

 

日本画
風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)』江戸時代初期1630年頃 – 俵屋宗達 (たわらやそうたつ)(あらぶるめいが左・右)
見返り美人図』元禄(1688〜1704年)前期 – 菱川師宣(ひしかわもろのぶ) (しなやかなめいが)
紫陽花双鶏図(あじさい そうけいず』 – 伊藤若冲(いとうじゃくちゅう) (ちみつなめいが) (「動植綵絵」では無い方。宝暦九年(1759)頃だと考えられる。)

三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛』(さんせいおおたにおにじのやっこえどべえ)寛政6年1794年- 東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく) (いなせなめいが)
富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)』天保元年1830年頃 – 葛飾北斎(かつしかほくさい (いきなめいが)
(え…これ全部解説するの… と思い始めている。)
以上30点(風神雷神が2つに分かれています)です。年代と、名前の英語名を付け加えてリストを作っていたら結構時間がかかってしまいました。
私がこれまでの研究で多少の知識があるのが、17-19世紀くらいなので、とりあえずそこの年代の絵画から始めていこうと思います。上でも説明しましたが、日本画には詳しく無いので飛ばします、すみません。
思ったより時間がかかってしまったので、今日はここまでにして明日から解説を進めていこうと思います。といっても何もなしじゃこの記事、申し訳ないので
ミレーの『落穂拾い』については、別記事(何がアートで、何がそうじゃないかの話 part 1)ですでに一度解説をしていたので、抜粋して下に。少し絵の解説以外の内容も入っているので、気になる方は別記事の方もご覧ください。

ミレーの『落穂拾い』についての解説

Des glaneuses (1857)
Jean-François Millet(1814-1875)

 

これは皆さんも知っているミレーの『落穂拾い』です。これを美術史学的に見ていくとこういったことになります。
19世紀は写実派(レアリズム)の時代でした。その中の一つとしてバルビゾン派があります。それまでの風景絵画は、キリスト教会が中心だった際は、宗教絵画。貴族が力をつけたら貴族絵画という背景に使われていました。またロマン派では、戦争を舞台にした人々の感情だったり、大自然との対比だったりと、非日常の世界と感情に目を向けたものでした。そう言ったこれまでの題材ではなく、「もっと身近な自然を描こう」と言った時代です。(アンチテーゼの部分ですね)
特にミレーたちバルビゾン派と呼ばれる人々は、バルビゾンという村に身を置いて、その地域の貧しい農民たちや、森の風景に目を向けました。技術的なことをさらに付け加えると、これまで油絵の具は、顔料を砕いて油で溶いて…という大掛かりな作業が必要で、外でスケッチをして、アトリエで本制作することが当たり前でしたが、1841年頃にチューブ絵の具が発明されたことによって、画家たちが外でイーゼルを立てて、そのまま油絵を描けるようになったことも忘れてはいけません。この作品は3人の貧しい農民女性を描いていますが、やわらかい背景の描き込みや、平行線で描かれた構図によって、三人がふわっと浮き出るような、絵画としての技術の高さも見て取れます。内容としては、聖書の内容も含まれているとされています。この女性たちは忙しく農作業をしているわけではなく、農民よりもさらに貧しい人々で、刈り入れが終わって残った落穂を拾わせてもらっている女性たちです。つまり、貴族たちから見たら農民は貧しい人々でしょうが、この女性たちはさらに貧しい女性たちでした。
このバルビゾン派は、”写実的に絵を描く”という技法的な部分だけではなく、貴族たちは知る由もない世界でこんなにもたくさんいる農民 たちの現実という”意味の写実性”を捉えたということです。もちろんこの作品は後に、パリの王立絵画彫刻アカデミーが開くサロン・ド・パリに出展しますが、貧しい人々描く絵画を受け入れられず大批判を受けます。

 

話を戻しながら例に沿って進めていきます。この有名な絵画の、どこに史学的価値があるかを確認していきましょう。特にアンチテーゼの部分が重要ですね。風景というものはそれまでは、あまり主題となることはその時代まではありませんでした。例えばルネサンスなどの宗教絵画では、神がどこにいるのかを示すためだったりするもので、背景には背景として、風景に意味がありました。ですがバルビゾン派ではミレーやコローの作品など、風景を風景として捉えた初めての作品でした。
さらに上でも書きましたが、技法的に写実的に描くという部分よりも、誇張表現が多く含まれていたファンタジーに近いような貴族絵画や、非日常の一瞬や感情を取り込んだロマン派絵画ではなく、一般農民のありのままの世界を描いたという”意味の写実性”を捉えたことなによりも新しいことでした。
写実主義とはもちろん写実的に対象を描くということも含まれていますが、それは新古典主義の方に見られたことです。それよりも、中身の意味としての写実性に注目をしました。今まで避けていた部分の描写などが特にそうですね。(貴族に対しての農民や、クールベのL’origine du monde (世界の起源)という作品では、女性の股間部分を切り取った絵画でした。)

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