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ドイツ美大Diplom過程を終えて

ドイツ美大Diplom過程を終えて

投稿がまた少し空いてしまいました。

2月1日の卒業試験を持ちまして、ドイツ美大Burg Giebichenstein Kunsthochschule 絵画科の5年制Diplom過程(修士相当)を最高得点で卒業しました。
その準備、片付け、引っ越しとバタバタしており、更新が遅れてしまいました。

 

卒業試験までの流れ

前回の記事でも詳しく書いた通り、ドイツ美大の美術科の方の多くは、個展を開催しプレゼンを行いそこで試験官教授の審査を受ける形で、最終卒業試験となります。その数週間前には、卒論提出もあり、学術的研究と実技的研究の二つを総合的に評価されます。

需要があるかわかりませんが、うちの大学の卒業までの詳しい流れです。他大学と多少の違いはあると思いますが、大まかな流れはおんなじじゃないかなと思います。Akademie系は少し違うかも。

①卒業する学期の2学期前(約9ヶ月前)にPrüfungsamt(試験とか単位系管轄の事務)にDiplom試験を受けるという申請を出す。
(ドイツでは、学期ごとに自分で在籍申請をする必要があります。いつ試験を受けるかも自分で決め、自分で申請をします。)
②単位などクリアしているかの申請が通ったら、後日忘れた頃に正式な詳しい申請書類が届く。
③申請書類には、卒論の研究テーマと卒業作品の(個展)の研究テーマを提出。そして試験官をお願いする教授3名(実技系教授2名、座学系教授1名)からのサインをもらいます。自分で相性のいい教授に直接お願いする形です。彼らがHauptgutachter(メイン試験官)となります。
④完成した申請書を提出し、忘れた頃に受理された結果の書類が届きます。そこには詳しい規則や期限などの説明が。卒業試験の時間が他の生徒とあまり被らないように、事務が日程をある程度調整してくれます。
⑤決められた日程内で、正確な試験日の日時、個展の場所決めを踏まえ、教授たちのアポをもう一度確認します。
⑥あとは定期的に試験官の教授たちに、進行状況や相談などを繰り返し、自分の作品について知ってもらったり、アドバイスをもらったりなど、関係を築いていくことが大切です。
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⑦個展準備をし、試験日には15分ほどのプレゼン(Verteidigung)を行います。ちなみに試験の内容は、「作品」「論文」「プレゼン」で構成もされているので、プレゼンとその後の質疑応答なども審査に加味されます。
⑧ちなみに、当日の試験官は自分で選んだメイン試験官3名に加え、ランダムで当てられた副試験官教授2名(もしくは1名)、そして第三者として観客で来ていた学生1名から選出された合計5名または6名で構成されます。
⑧プレゼンのあと、試験官たちと質疑応答を行い、詳しい内容を根掘り葉掘り、講評を受けます。30分くらいかかりました、私の場合。
⑨教授たちのみで協議された後、試験結果が言い渡されます。

 

試験当日

私は今回は大学が所有している大きなギャラリースペースを貸し切っての個展でした。準備にもすごい時間がかかりました。当日のプレゼンは論文の内容を説明しつつ、今回の作品のコンセプトや制作過程についてなどを15分ほどプレゼンを行いました。
質疑応答がとてもとても長く、そして私の場合、自動選出された彫刻学科の教授がネックでした。プレゼンの内容を全然理解してないし、絵画の知識的なこともなく、突拍子も無い的外れな質問をされ続けて、いろんな意味で理解できず、貴重な時間を無駄にしました。残念なことに試験官の中で、彼が一番の古株でイニシアチブを取り始めていたので、彼の印象が悪かった結果、細かな点数はおそらくすごい下がったと後からメイン教授からこっそり聞きました。
うちの大学のこの試験官システムがいいか悪いかは置いておいて、とにかく副試験官や当日選出の1名など、自分の作品について知らない人が試験官になります。または自分の専門の美術について詳しく無い人たちが審査になってしまう可能性もあります。そういうことを踏まえて、プレゼンの準備や個展の準備をする必要があったなと反省。

 

ドイツ美大を卒業して

語学学校期間を入れてまるっと8年かけて、ようやく卒業しました。いろんなことがあったけれど、ドイツの美大に入って本当に良かったなと思っています。絵画科なんてどの国のどのレベルに行っても、直接的に「学ぶ」ということは、他の学科に少ないと思います。(例えば特殊な技法を学ぶとかが少ないため)基本的な画力がもともと無いと、一学年5人の狭き門を突破できないため、結局技術的な面での学習は、もともと多く無い。 けれどその代わり大学全体で通したことがとても多かったです。

私の場合はドイツ哲学と美学との出会いが大きかったです。座学で週2回授業を取っていたし、心理学や脳科学の講義にも参加しました。美術史もかなり特殊で偏った講義が多く、教授たちのメインの研究を分けてもらうような形でした。毎週アーティストや教授たちが行う、講演会もあって、すでに成功している人たちの話を直接聞けました。

アートが身近にあるドイツに滞在することで、本当にどっぷりとアートの世界に浸かることができました。美術館やギャラリーのオープニング、アートフェアなど、ドイツ国内を駆け巡りました。

また私は学生の傍、作家として自立する道を歩んでいたので、かなり多くの世界を見ることができました。初めは0からスタートした作家活動も、年間で10を超える展示回数を持つようになり、コンクール受賞やノミネートが増え、この数年という短期間で、知識と経験を踏まえた、思考の質と、感覚と目を養えました。

私は他の留学生やドイツ人学生とは、本当に比べ物にならないほど多くのことを学んで、多くのステップを上り、幸せだったと自負しています。ドイツ美大留学は私にとって、本当に大きな成長をさせてくれて、大切なことをたくさん学んだ8年だったと思います

 

そして次のステージへ

現在引っ越し真っ只中ですが、私は以前から話しているように、ドイツをこれで一旦離れ、拠点をオランダはアムステルダムに移します。
以前の記事でも書きましたが、新しい世界で新しいことを学びつつ、ドイツでの活動を維持しながら、活動の幅を広げるためです。
外的要因から、自分の思考が変わり、自分が変わり、作品が変わっていくことがあることを、私は身をもって知っています。これからの世界が自分をどう変化させてくれるのか、本当に楽しみ。
アトリエに籠りっぱなしの生活でしたが、これからは色々と生活スタイルも変えて、自分を積極的に新しい世界で変えていこうと思います。どうなるかはまだまだわからないことだらけですが、きっと成長した姿をみなさんにお見せできるのではと思います。

 

次の展示はまだまだドイツ。
国内2番目の規模のartkarlsruhe、そして南ドイツのギャラリーでの展示です。お近くの方は是非。

“art Kalrsruhe”
with galerie luzia sassen

Halle 4, Stand L06

21. – 24. Feb. 2019
Messe Karlsruhe

 

“Vor Zeit zu Zeit “

at Galerie 21.06 Ravensburg
Ab 20. Mär.

Marktstraße 59
88212 Ravensburg

 

https://www.masakihagino.com/

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