【ゼロから書き直す】アーティストステートメントオンラインワークショップ開催決定

【ゼロから書き直す】アーティストステートメントオンラインワークショップ開催決定

こんにちはMasaki(@masakihagino_art)です。
今回はワークショップの開催をお知らせしようと思います。初のワークショップなのでちょっと実験的ではあるので少し不安。

今回のオンラインワークショップはでアーティストステートメント(以下、AS)をゼロから完成させるオンラインワークショップです。ローキャリアからハイキャリアの作家関係なく、みなさんがそれぞれのASを書き上げるものです。この記事ではスケジュール、内容、料金などの説明をさせていただきます。ぜひ最後までご覧いただき、参加のご検討宜しくお願い致します。
ぜひぜひ拡散もしていただければ助かります。

はじめに
これまでASについての記事をいくつか執筆してきました。思った以上の反響がずっと続いていて、今でもBlog「絵を描いて生きる」の方では継続して一位のアクセス数をキープしていて、検索ヒットもASのヒットが非常に多いです。
ASについてのこれまでの記事はこちら

アーティストステートメントの書き方➀
https://note.com/embed/notes/ne3a55ed3cc3f
アーティストステートメントの書き方②
https://note.com/embed/notes/nfea3dbe5a17b
アーティストステートメントの書き方③
https://note.com/embed/notes/n74c65555a03e
アーティストステートメントの書き方➃
https://note.com/embed/notes/ne15bbbfa79b2

➀実績の話

このブログで執筆を重ねたり、noteでの転載も含めてこれまでだいたい30名ほどのASのチェックを担当してきました。写真家、彫刻家、画家、インスタレーション作家など様々。代筆は絶対にしません。
ドイツの美大でキャリアをスタートさせた私ですが、在学中にはASの書き方の授業を受けることもありましたし、あとは個人的に座学系(美術史・哲学・美学・心理学)の授業を受けていたのでそれらの教授とマンツーマンで文章についての話をしてきました。
そもそもASというものがどういうものか、どういうところで必要になるのか、またどういう文章が求められているのか。もう少し踏み込むと、どういうASがよいとされているのか、もしくは高評価・好印象なのかということをいろいろと考えてきました。
なにより10年以上ドイツを中心に活動してきたので、世界中の作家のASを読んできているのも大きいかなと思います。

作家のみなさんにはその言語化のお手伝いをするというような形で携わっていきます。こちらから意図的に質問をして、悩みながら自問自答しながら、答えを探っていくお手伝いをしたり、それを言葉にしたときにどういうワードが正しいのかを探したり。一緒に作りながら進めていけます。
今回はこれまでの私の経験から、0から段階を踏んで、言語化をやり直す方法をもって参加していただくみなさんとASを0から作っていければと思います。

②目的

今回の目的は、本当にキャリアに関わらず、それぞれのASを完成させること。ここでも多く述べていますが、日本の多くの作家のASは難読であることが多いです。ポエム調になっていたり、主語がない乱文だったり。これは多くの美大で論文を書かないことが影響しているのではないかなと個人的には思っていますが、ASがどうこう以前に、文章を書き慣れていない方が多いような気がしています。
言語化ができていないという点からスタートとして、そのあとに
論述的な文章を書き慣れていないというハードルが重なってくる二段構えの難易度がASがうまく書けない原因なのかなと思っています。

ASを書くための言語化がまずできていないというのは、すぐにわかることでインタビューをやってみてもらえると分かると思います。インタビューアー側が作品のコンセプトやそれについての質問をしたときに、どう答えるのか?毎回違う内容を話していないか?(言っていることが毎回変わってないか)など。
言語化ができていないということは、自分自身なにを作っているのか、何を作ろうとしているのかということがこんがらがっている状態。

ASがちゃんと書けるようになること=作品についてのコンセプトなどを言語化できるということ。そしてそれはつまり、自分自身の思考の整理がつくことになるので、作品がより良くなっていきます。これは断言できます。

そういう意味で、このワークショップの目的はASをちゃんと書き上げるということを通じて、作品自体をよりよくしていくきっかけをつくるということになります。

今回は【ゼロから書き直す】という部分がなによりも大切なことで、すでにみなさんが書いてあるASを一度全バラシ、忘れて、0からスタートします。なのでぜひすでにキャリアをお持ちの作家さんも参加していただければなと思っています。むしろキャリア組?のセカンドスタディみたいな文化が日本には少ないので、今回はそういう中堅以上の作家さんもぜひ参加していただきたいです。

③ワークショップの進め方

ワークショップは全4回。週1固定時間で一か月間です。
平日の夜がいいのか、土日の夜がいいのかはみなさんそれぞれかなと思っているので、参加人数が多ければ2部制にしてもいいかなと思っています。暫定としては水曜日の21時から(日本時間)にしましょう。

スケジュール

Syllabus
1回目(9月4日):顔合わせ・ファーストステップ(pick up)
2回目(9月11日):セカンドステップ(short sentence)
3回目(9月18日):サードステップ (assemble)
4回目(9月25日):フォースステップ(brush  up)
+最終添削は個別で行います。

具体的な方法はスタートしてからご説明しますが、概要だけ伝えますとこのようなステップで進めます。
4回目以降の細かな文章の添削なんかは、希望者はそのあとマンツーマンで受けさせていただきます。

小さな課題をみなさんに与えますので、それに沿って個人個人ASを組み立てていってもらいます。その都度アドバイスをしたりこちらからできるアクションはさせていただきます。

添削

これまで30名ほどの作家さんのASを添削させていただきましたが、多くの方がそもそも論述的な文章の書き方を知らない方が多かったです。例えば「」と『』と《》の使いどころの違いや、引用する作家や書籍の書き方など。
句読点の使い方や、文節や単語のチョイスの問題など文章を書く力が弱いケースが多いので、ASとしてどういう文章がよいのかということの前に、正しい綺麗な、論理的な文章の書き方をまず意識することが大切なのかなと思います。とはいえまるで研究論文のような文章すぎると堅苦しすぎたり、読む側をも選別してしまう可能性があるので、個人的にはASは丁寧で論理的な文章ではあるけれど、難しい論文概要レベルほどではなくてもよい(むしろその方ががよい)と思っています。
4回分のワークショップでは、小さなステップを重ねながら最終的にASを完成させていきますが、その後は上記の細かい部分の文章の成型をお手伝いします。 

オンラインMTG方法

今回のワークショップはオンラインワークショップです。使用ツールはDiscordで行おうと思っています。ArtTalkのDiscordサーバーがあるのでそちらで。
参加者のみなさんの交流もワークショップとしての大きな意味を持つので、音声での参加(ビデオ有無はお任せ)が望ましいです。無理な方は聞き専でもいいのかなとも思っています。
PC版もしくはモバイル版のDiscordのアプリをDLしていただき、アカウントを作っていただくところまで、ご準備いただければスムーズかなと思います。

➃参加料金

1回分4,500円 (全四回で18,000円)*学生は半額

4回全部参加が望ましいのですが、事情によって参加不可の方もいらっしゃると思います。ですので回数に分けて値段設定をしています。※最終添削は2回以上参加の方のみ受け付け。これはなぜなら
なんでこんなにしっかりとした値段設定かというと、価値のある内容を行うためにも、自分で価値を下げないこと。そしてやる気のある人たちだけを集めてハイモチベーションで進めたいからです。(お金稼ぎということではまったくなくて、このお金は次回とか別の企画用に使います。)
こうやってちゃんとお金を設定することで、人を選別できるという考えのもとの値段設定です。もしかしたらこれでも安すぎるとマネージャーには怒られるんだと思うけれど、なんとかしましょう(勝手に)
要するにやる気のある人だけでやりましょう!ということです。
学生さんは半額にしてあげたいので、大人の方はご理解ください。

⑤支払方法

個別に私が参加者の入金を確認したり領収書発行したりというのは、手間がかかってしまうので、今回はnoteの記事購入という形を取りたいと思います。別記事で用意しますが、記事を購入いただくと記事の後半が読めるようになるので、その後半部分にDiscordのチャンネルアドレスとパスワードが書かれているというスタイルで行きたいと思います。Discordの使い方や詳しい参加方法は別記事で改めてご説明します。

なにか追加質問などがあればぜひコメント欄にお願いします。
たくさんのご参加お待ちしております。

ワークショップなので参加者の皆さんでコミュニケーションを取りながら、一緒に作っていけるようなグループになれればいいなと思っています。

追記
初回チケットはこちら!

https://note.com/embed/notes/n26eb8ae373ea

こちらの記事をご購入いただきますと、購入後の記事部分に当日のオンライン会場のアドレスが書かれています。(Discord内のアドレス)