元造船所からアートが誕生する場所へ。(個展・オープンスタジオ開催告知)

アーティスト活動

先に告知から!

国内の活動拠点としている三重県南伊勢町で、元・船の修理工場だった場所をスタジオに改修を進めてきました。たくさんの方に手伝っていただき、支援していただきながらのプロジェクトでしたが、1年かけてようやく完成しました!

そこで7月18日から完成披露パーティーとオープンスタジオを行います。当日20時からは町の花火大会が目の前で開催されます。

みなさまぜひ、観光も兼ねて遊びにいらしてください!

Masaki Hagino Open Studio and Solo show
2026.7.18 Sat. – 8.2 Sun.
土日 10-17時
平日は予約制なのでDMにて。

三重県南伊勢町五ヶ所浦988-46
うみべのいえアトリエ

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ドイツ、その後オランダから帰国して3年。
ちょっといろいろあって帰ってきたこともあって、何の準備もなく何の予定もなく、何の下準備もなく、いきなりの帰国でした。

いろんな人に助けてもらいながら、なんとか日本での活動を始めることができました。納得のいく活動ができていたか、成果をあげられてきたかというとそうではないけれど、ただとにかく続けることができたのは、本当にたくさんの方に助けてもらってきたからだなと思う。

実家の空き部屋で制作をつづけるのも限界で、なんとか活動の場所を探さないとというところで、地方移住をすることにしました。
最寄りのスーパー、コンビニまで10㎞という山の中。
自然に恵まれたこの場所で制作に集中できる環境をつくって、ランニングコストも抑えることができた。
ドイツには作品を送ればいいし、東京大阪の展示には車や新幹線でいけばいいという話だから、地方で制作するのは悪くない選択だと思っている。ベルリンにもアムステルダムにも住んだけれど、結局のところ作業で家に籠ってるし、アトリエとスーパーと公園にしか用事があまりないのだ。
2年という期間、スーパーと家を往復して制作するような形を続けた気がする。

そしてちょうど去年の夏。
とあるイベントで出会った近くの町で活動している方と繋がって、面白そうなのでお話を聞きにいくことに。なにやら今後ドイツの観光客をひっぱってきたいみたいな話だったので、では通訳が必要だったら教えてくださいね、程度の話だった。
家での制作も手狭だし、オンオフが切り替えられないので、別の場所で制作できる環境を用意したいなと思っていて、空き家とかを探してたりしたところだった。

そうしたら「今ちょうどアトリエをつくろうとしているんです!」
という話になって、さっそくその場所を見せてもらった。

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この場所が今プロジェクトに参加している「うみべのいえプロジェクト」
この南伊勢町という小さな町の人を繋げて暮らしやすくしていく、そんなプロジェクト。俗にいう地方創生プロジェクトのような。

うみべのいえプロジェクト | 南伊勢町五ヶ所浦のつながりとチャレンジのまちプロジェクト三重県南伊勢町五ヶ所浦で展開する「うみべのいえプロジェクト」。空き家を活用したカフェ・ゲストハウス・コワーキングスペースなumibeno-ie.com

いろんなプロジェクトが並走しているなか、新しいプロジェクトの「うみべのいえアトリエ」は、いろんなクリエイティブな人が活動できるような場所をつくろうというようなコンセプトのもと空き家をリノベしていくプロジェクト。
そしてその横に併設している元船の修理工場でもあったこの鉄工所を、私が主体でアートスタジオ・ギャラリーにするプロジェクトが約一年前からスタートしました。

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去年の7月

写真の日付を見たら7月24日。まさにちょうど1年前だった。
この時はこの扉が錆びついていて、開けることができないから、裏から回って…というそんな状況だった。
大きな機械がまだ残り、産廃があり鉄くず、木くずが積もっているそんな状態だった。
「ここを自由にしていいよ」
というのがリーダーからのひとことだった。

もちろんこれをひとりでどうこうできるものではない。そしてもっと言えば山の中に籠っていた私は、孤独以外のなにものでもなく、知っている人は誰もいない、そんな状態だった。今思えばそれでよく2年もここで生活してたなと思うけれど、海外で一人で生きていくことを経験したからかもしれない、別にネットがあれば仕事も何でもできるしななんて思っていた。

プロジェクトに関わってくれているたくさんの人たちに手伝っていただきながら、少しずつ撤去を進めてもらって…

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機械がなくなった

実はかなり貴重な機械だったのだけれど、使い方もわからなければ、動くかどうかもわからないということで、再利用等も難しいらしかった。
少しゴミを集めだけでこんなにも山になったりもした。もちろん一人でやったわけではないけれど、本当に任せっぱなしになったりして、ありがいことばかりだった。

少しずつ形は見えてきたけれど、やらなければいけないことは山積みだった。ここはスタジオにもなるし、ギャラリーにもなる。半分外なこの場所の基本的な断熱と、白い壁がなにより必要だった。

片づけを少しずつ進め、掃除をすすめ、産廃を片付けてもらったりして…そんなことをやっている間にも、別の展示はあったり、ドイツに戻ってたりしてたり。コミットできていない時期もたくさんあったけれど、少しずつ少しずつ進めてきた。

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一旦からっぽ。

産廃を片付けてくれるばかりか、ほうきで掃いてまでもらい、いったん見違えるほどきれいになった。ここからは壁を立てていく作業だ。

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断熱材と木材

たしかこれが届き作業開始してすぐにドイツに行ってしまったから、多分この時点で年を跨ぎ、スタートから半年ほど経ったことになる。
ただただやればいいというわけではなく、素人のDIYだからこそ、時間がかかった。計算をしたり機械を用意したり、あれがない、これが足りない、計算ミスがどうだとトライ&エラーの連続だった。

トタンの壁は穴や隙間があって、壁を貼る前にモルタルで埋めたり、修復があったり、壁に飛び出てる金属を切り落としたり。やらなければならないことは、やるときに見えてくる。もっと言えばぶつかってみえてくる。

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最初の数枚

建築会社のMさんにいろいろと教えてもらいながら、進めてようやく最初の数枚が進む。この一枚も一人で支えるのが難しいくらいの重さなので、いろんな人に手伝ってもらいつつ少しずつ、少しずつだった。
今年は上半期にいくつか個展が入っていたために、壁の作業と絵画の制作とを平行させていくしかなかった。

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パテ埋めをして
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みんなに下地の1層目を塗ってもらった
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そしてスポットライト

こうして壁を貼り、パテで埋め、みんなで白く塗ってもらって…
スポットライトレールをつけてもらって、スポットライトを付けた。

もうここまでくれば形が見えてきて、興奮してくる。
もちろんここは自分の活動の場にもなるけれど、国内外からほかの作家をレジデンスで呼んだりする予定だ。ほかの人たちの作業場、そしてギャラリーになっていくと思うと、その未来を思ってドキドキするのだ。

この大きなスペースだ、100号なんて余裕。ドイツで大きな作品しか作ってこなかった自分にとっては、このくらいのスペースが心地いい。

こうして出来上がったスタジオ。
完成披露もかねて7月18日からオープンスタジオを行います。
ぜひ観光もかねて遊びにきてください!

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