思考

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「自己満足な作品」とそうじゃない作品の境界線

よく日本で耳にする、「自己満足な作品」っていう言葉。 実際どういう作品たちを指していて、どういう風に世間では捉えられているのかを少し考えてみようと思います。(クラブハウスで色々と考察に付き合ってくれた皆さんありがとうございました。) 日本ではアート作品に対しての酷評の一つとして、「君の作品ってさ、自 […]

絵は上手くなければいけないのか?

結構聞くことが、 「絵がもっとうまくなるためにはどうすればいいのか?」という質問、 「絵がうまいですね!」という感想。 これについて少し考えてみます。   「絵が上手い」 とはどういうことを指すのか? ブログのネタ探しでYoutubeやSNSを見てみたら、割と美術系のものを見かけました。も […]

何がアートで、何がそうじゃないかの話 part 2

前回part1の記事では美術的価値を持たないものは、美術/アートとは呼ばずに、芸術として扱うべきだという話をしました。 言葉の前提などはpart1の方でまとめていますので、そちらを先にご一読いただけると助かります。 前回の最後の部分では、過去の美術作品を把握した上で、内容の部分で新しい要素を含んでい […]

何がアートで、何がそうじゃないかの話 part 1

ずっと記事にしようかどうか迷っていたのですが、いろいろと質問でも受けたり、聞かれることが多くなってきたので、今回は思い切ってこの話をしようと思います。 みなさん多かれ少なかれ、「アート」と「アートじゃないもの」を区別している場面があると思います。やっぱり美術館にあるものはアートな気がするし、例えば似 […]

海外で美術を学んだ私が思う、日本のアートシーンについて

日本は特に、世界中でも近年、何でもかんでも「アート」と括っちゃう傾向にあるように思います。ミュージシャンのこともアーティスト、クリエイターもアーティスト、絵を描けば全部アートで、グラッフィックでもイラストでもアート。どこからどこまでが、アートで、アートじゃないのか、ということを、考えたことがないから […]

絵画としての使命について考えてみる

今回は久しぶりの思考的な記事です! グループ展やギャラリーとの仕事をしていると、基本的には絵画、彫刻、写真などとセットを組まれ、バリエーションをもたせたものが多くなります。 私の作品は絵画ですので、必然的に他の彫刻作家や写真作家(もちろん他の画家とも)と話をすることが多くなるので、 ここ最近考えるよ […]

プロフェッショナルの定義

あなたが思う「プロ」ってどんな人ですか? 一つの指標として、「その分野でお金を稼いで、そのお金で生活をしている人」を指す言葉かもしれません。果たして実際はどうでしょうか?お金を稼いでいる人でも、プロ意識が足りないと非難される人もいれば、お金を稼いでいなくてもプロフェッショナルに仕事をこなす人もいるで […]

アーティストはなにを目指すのかという話

スランプに陥る時っていうのは、だいたい迷った時か、「目下の目標だったことをクリアしてしまった時」なんだと思います。燃え尽き症候群という言葉があったりもするけれど、これまで目指していた旗の麓まで来てしまって、次の旗がない場合どうすればいいんだろうという状態。 別にクリアした状態じゃなくてもそういったこ […]

作品を売るということは作家にとってどういう意味を持つのか

  デザイナーであっても、クリエイターであっても、そしてアーティストであっても。物作りをする私たちは、多かれ少なかれ、作ったモノをを売るということで生計を立てています。作品を売ることがもちろんすべてではないとしても。 今回は、前回の記事を踏まえた上で、作品を売るという行為について、考えてみ […]